2016年06月25日

人間も外来種駆除のトレンド

イギリスのEU離脱国民投票は大方の予想を裏切って離脱となった。筆者もまさかそうなるとは思ってなかった。イギリスの各地区ごとの離脱もしくは残留の結果は北部の工業が栄えている地域と、ロンドンなど都市部が残留支持でそのほかは離脱ばかりだ。

http://www.bbc.com/news/uk-politics-36616028

テレビ番組で、キャメロン首相が、自分らの政党勢力維持のために国民投票を許してしまったのは失政だと言っている人がいたが、端的にはそうかもしれないが、遅かれ早かれこの様な事態になってたに違いないと筆者は思っている。キャメロン首相が国民投票を許したのも、この様な結果になったのも、結局は国民の大多数の声だったわけなのだから、従わざるを得なかったわけだ。そうでないと代議士として自分達は選ばれなくなってしまう。

 よくポピュリズムを批判的に言う人がいるが(キャメロンを批判している人もそうだと思うが)、そのような人は、民衆の声を安易に聞き入れてはいけないという人のようだ。しかし、ポピュリズムを批判する人は、自動的にその人は独裁政治、寡頭政治を支持した事になるだろう。民主政治とは言い方は悪いが、国民の程度が低ければ、衆愚政治となるのだ。

しかし、筆者はこのイギリスのEU離脱決定は衆愚政治の結果とは思っていない。離脱派も残留派も結局自分達に有利な方を支持しているだけの利己主義者だらけなのだろうが、そのような各個人の思いを無視して、純粋に地球全体のエネルギーや経済的視点からすると、グローバリズムは限界に来ている事を示していると思うのだ。
 高い地位にいる人からすれば、グローバリズムこそ経済的に効率なシステムと思っている人が多いと思うが、結局何をやっているかと言えば、貧民を買い叩いてこき使っているだけの事であり、貧民がいなければ継続不可能な仕組みだ。つまり、貧民が豊になってしまえばおしまいなのだ。この地球上の利益とは、貧民から搾取したものばかりだ。特に巨大企業、EUなどの巨大など独裁的組織はその傾向が強い。だから安価な労働力が大量に必要である工場を持つトヨタなど外資系企業は、EU残留支持だった。

一方で離脱派支持の人たちは、国家主権の侵害や外国人の大量流入による弊害を問題としており、報道を見る限り高齢者が離脱派を支持しているように見えた。上のBBCのリンクからでも高齢になるほど離脱支持の割合が高い結果となっている。世界各国を動き回れる若者は、出来るだけ足かせとなるようなものはいらないと思うが、ずっとその場所にい続ける高齢者は、近くに異分子が大量に入り込んで生活が脅かされていると思っていると言うわけだ。

筆者はグローバリズムもそうだが、人が大量に流出入している状況も人類にとってマイナスではないのかと数年前から思い始めている。これは近年よく言われている外来生物が固有種の存続を脅かし、生態系を壊している問題と同じだ。
 決して筆者が排外主義とか人種差別主義と言う視点で言っているのではない。筆者はそのような主義ではない。人間やその他生命体の種の存続には、自分達とあまり違わない種、または同じような考え方どうしでないと、生態系全体の調和が、社会的にも遺伝子的も乱れてしまって、不健康な種が蔓延して、生態系全体が脆弱になってしまうのではないかと思っているのである。
 極端な言い方だが、獣姦を薦める様な主張は今の我々人類でも否定されているが、実質的にはその獣姦のようなことを近視眼的な経済合理性から、特に欧米各国が推進しているように思えるのだ。つまり、金儲けのためだけに、違った主張をしている人間同士を同じ檻の中に入れてケンカさせても働かせるような事態を招いているとしか思えないのだ。
 加えて、アダムとイブの話からしても、彼らを作った種族がそれが理由で地球に追放処分なったのも、違う種と交わってはならないと言うルールから来ていることからして、違う種同士の交雑は問題がある事を示している。(この話の詳細を述べると内容がかなり飛ぶのでここでは詳しくは書かない)

このブログで何度も言っているが、現代は、地球が許容できる物理的経済規模を大幅に超過した状態であり、それを現状維持または拡大しなければ維持できない今の我々の経済システムは実質破綻している。だからこそ、あらゆる場所で軋轢が起こるのは必然であり、特に地球にとって害悪になってしまっている我々人類が多すぎている現状では、世界各国の現地人が、他国の人間が自分達の食い扶持を脅かしていると思うのは至極当然の感情である。現代は、満員電車の中で少ない食料を取り合いしているようなものだからだ。しかし、EUの首脳陣や、日米のエスタブリッシュメントらや、世界各国の多国籍企業は、それを更に悪化させなければ自分達の立場がなくなってしまうから更に状況は悪化するのだ。

結果として排外主義、外国人差別は今後更に酷くなっていくであろう。そして予測不可能な気象に毎年悩まされ、作物が順調に育たず、居住可能地域もなくなっていくだろう。
 この問題の解決は、人口を削減して、人口増を基本とした現在の経済システムを否定し、無限に増殖しなければ企業が倒産する事を運命付けられている破壊的な会計制度をやめ、金融資本主義が徐々に意味をなさなくする方向に持っていなくてはならない。加えて、移民と言う体のいい奴隷輸入制度に頼らず、地産地消の経済モデルを基本とし、発展途上国の人には高度な教育と知識を与えて、自活できるようにしなければならない。
posted by danpei at 11:04| 政治経済