2016年07月04日

新潟県の市長会の新潟県知事への文書回答要求は原発問題が根底にあるに違いない

新潟県政検証、市長会が知事に文書の回答要求へ 臨時総会で19市一致

前半部抜粋
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県市長会と町村会が5月末に提出した県政運営の検証文書に対し、泉田裕彦知事から回答がないことを受け、膠着(こうちゃく)した状況を打開しようと市長会の臨時総会が3日、新潟市中央区の県自治会館で開かれた。泉田知事に文書での回答を求めることで加茂市長を除く19市長が一致した。市長会は21日までに回答を得たいとしている。

 出席したのはメンバー20人のうち16市長。新発田、小千谷、五泉の各市は副市長が代理を務め、欠席した胎内市長は市長会の総意に委ねた。会合は冒頭を除いて非公開で行われた。
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地方報道で連日新潟のローカルニュースで取り上げられているが、これは全国に関連してくるので書いておく。筆者の結論から言うと、これは泉田知事の四選阻止のための活動だと思う。理由は東電に厳しい泉田知事を排除したいからだ。


テレビ報道では、筆者が知る限りこの文書の内容についてコピーを少し表示ただけで詳しくは述べていない。知事が各市町村の意見を尊重せずに独断でやっているのが気に食わないと言う意味の事のようだ。
 筆者が見たところ、泉田知事は微妙な問題についてはポーカーフェイスで、明確な回答を避ける傾向があるのだが(原発再稼働については特にそう感じる)、東電に対しては厳しいので、原発関連で潤っている地元自治体の不満があるのでないのかと前から思っていた。だから知事選が近づくにつれ、続投を表明している泉田知事のイメージダウンを図ろうと言う作戦がでてきたのではないだろうか。

自民党は前回知事選までは泉田知事を推薦していたそうだが、今回はまだ明確な態度を示していない。自民は当然原発再稼働を推進したい立場であり、東電に厳しい泉田知事は、今となっては目の上のたんこぶと思っているだろう。今でも自民が泉田知事に対して表立って態度を明確にしないのは、泉田知事への高支持率と、泉田氏には東電の番犬である検察が食いつきそうなスキャンダルになるネタがなく(特定の太陽光発電を行う会社との癒着報道が経済誌から出ているが)、かつ新潟県の東電に対する調査が全国報道で大きく取り上げられ、東電への批判が更に酷くなっており、自民が東電を表立って擁護できない事情があると思われる。

だから市長会の要求と言う変化球で泉田知事を孤立させようとい作戦に出た。そうとしか思えない。

市長会側は全ての市長の総意と言い張るが、加茂市長だけは明確に反対している。この人は市長会は政治団体ではないと言っている。
テレビ報道で出ていた市長は、5人程度でそれ以外の市長はどうでもいいというスタンスだろう。テレビで見た限り新潟市長も一歩引いている。一番強硬なのは市長会長である長岡市長だ。
 彼らは文書で回答せよと言っていて、泉田知事は直接対話でもいいと言って回答していないが、文書回答だと泉田氏に不利になるのか、もしくは単にやり方が気に入らないと思っているかどちらかだろう。市長会側は多分直接対話だと負けてしまうから文書にしたのだと思う。筆者の見立てが正しいなら、正論を言われたら何も言い返せなくなるのは明らかだから。

16年も知事をやるのはちょっと長いんじゃないのかとは思うが、新潟県の各政治家は腐敗した東京電力を利するような動きだけはやめてもらいたいものだ。電力会社は原発を稼働した時点で、核のゴミを処理できない理由により、将来間違いなく債務超過になるのが確定しているのだから、早々に破綻処理の手続きをするのが賢明だ。原発は動かせば動かすほど処理できないゴミの量が増えてしまうから尚更だ。
posted by danpei at 20:22| 政治経済