2016年08月06日

諜報機関を国際的に全面禁止にしない限り核戦争の危険はなくならない

広島で原爆の日「米大統領に思い届いた」

オバマの広島訪問した際の演説は、正直「ええかっこしい」に思えたが、でも彼の取り巻く現状からしてあれが精一杯の誠意だったとは思っている。なぜなら、現職大統領の被爆地訪問は、アメリカの支配者階層からすれば褒められたものではないのは明らかだからだ。でなければ核兵器を温存するわけがないし、その兵器の能力を維持するために爪を研ぐような事もする事はない。結局アメリカと言う国として見るならば、オバマのやった事は皮相的なパフォーマンスに過ぎないと言わざるを得ない。

だから、オバマに思いが届いたとか言っている広島市長はちょっと能天気すぎるね。と言うより的外れな発言と言うべきか。オバマは、アメリカ大統領と言う役職は、アメリカを全て制御していない。大統領が強硬手段をすれば独裁者となじられるだけだ。
結局日本の首相と同じで、大口のスポンサーの要求を飲まざるを得ないのが政治家の宿命だ。
アメリカの問題は...もちろんこれは全世界の問題であるが、諜報機関が好き勝手にやっているのが問題だ。それも世界各国でやりたい放題。諜報機関に在職していたエドワードスノーデンが暴露したお陰で世界各国の一般市民にも諜報機関の悪辣さが広く知られるようになり、かつロシアがアメリカの挑発に乗らないので、ぎりぎりの所で核戦争なるのを踏みとどまっているだけだ。

現在の問題はアメリカがシリアで反体制派を支援しているのが問題であり、諜報機関が更に現状をエスカレートさせて泥沼の戦争に持ち込もうとしていると筆者は見ている。残念な事にロシアがシリアに兵を派遣したおかけでその可能性は更に高まってしまった。
シリアでのイスラム国は、シリアの米軍派兵がロシアの介在で断念せざるを得なかった後に台頭してきたのであり、アメリカの意を汲んだ武装組織なのはまず間違いない。大手メディアの報道からしてもイスラム国の誕生の責任は、アメリカにあるとはっきり断言できる。イラクに難癖つけて当時のフセイン大統領打倒のために武力行使した反動が原因だからだ。

このイラク戦争にしても、その後のイランに対するケチの付けようも、要はCIAのもっともらしい報告が根拠であり、この組織はアメリカ市民の敵でもあるのは明白である。

米国大統領は、諜報機関を完全にコントロールできていない限り全く信用できない。現在の立候補者はその点について明白な事を言っているだろうか?筆者が知る限り大手メディアで諜報機関について述べている報道は知らない。

国連演説で各国指導者が諜報機関について批判的な言明をした事はあるのだろうか?これも筆者が知る限りそのような事を言っている指導者は知らない。筆者には各国の政治指導者が本当の悪党を糾弾しているようには見えない。イスラム国やその他過激派など、みんな末端組織のみ言及しているだけだ。

それはそう言うしかないのだろう。武器メーカーのカネが政治組織に流れ込んでいる状況ではそんな事を言う事は出来ないからだ。飼い犬が飼い主をかむような事は出来ないのだ。

その点においてトランプ米国大統領候補は自ら稼いだカネで大統領選挙の活動をしているので、諜報機関や軍産複合体の意向に関係ない言動をする事が出来る。とんでもなく下劣な男だが、ヒラリーのように表向きアメリカ人の事を思っているように見えて、結局残虐な事をするような可能性は少なく、言っていることに裏表がない。

ヒラリーが大統領になったら、シリアのでの泥沼はもちろん継続され更に拡大するだろう。そして東欧諸国での反ロシア活動が活発化し、ロシアのこれらの国への侵略を誘うだろう。アメリカの諜報機関、軍産複合体は明らかに世界大戦を望んでいるのであり、それによって自らの権力維持と彼らの狭い視点でのみ正当化される経済活性化が達成されると本気で信じているからだ。
その結果ヨーロッパ各国は壊滅的被害に陥り、アメリカ合衆国自体もロシアの核攻撃などで消滅する可能性が高まる。

トランプが大統領になったら、アメリカ国内は内乱が更に酷くなり、世界大戦の前にアメリカは複数に分裂する可能性が高くなる。その前にCIAが彼を暗殺するかもしれないが。
 トランプとロシアのプーチンは気が合うようなので、トランプがロシアに対して分裂したアメリカ合衆国に攻撃して欲しいと直接的ではないものの頼むかもしれない。もちろん攻撃対象はアメリカ人を犬死させ、中東の人々を虐殺した軍産複合体の主要拠点になるだろう。トランプは純粋なビジネスマンであり、コスト面から金食い虫の軍事関連企業を嫌っているのはこれまでの言動でも明らかだ。

どちらが大統領になるにせよ、良い方向に向かうとは思えないが、その暗い将来を何とか軽減させるためにも、まず謀略活動に余念のない諜報機関を全面廃止にする事を政治家は主張しなくてはならない。
 今の時代は諜報機関が事件をでっち上げ、同じ穴の狢にすぎない大手メディアが大衆を扇動する事によって、世の中が動かされている事を多くの人達は気づくべきだ。
posted by danpei at 11:16| 政治経済