2017年05月23日

21世紀は化学産業衰退の世紀

今朝のNHK総合でピュリッツァー賞を貰ったジャーナリストのインタビューを放送していたが、肥料会社が地域の経済を決定しているみたいなことを言っていた。10数秒ぐらいしか見てなかったから間違ってるかもしれんが、アメリカも日本と大して変わらないじゃないかと思ったね。JAを通して農家が肥料を買っているおなじみの構図だ。
アメリカにJAみたいな組織はあるのか知らんが、肥料メーカー支配は同じだろう。
もっと大きな視点から見れば、化学を扱った会社が約一世紀地球人類を支配しているという事だ。


しかし、この支配構造は徐々に崩れ始めてきている。石油産業は供給過剰で生産調整を余儀なくなされ、市場にたくさん出せば儲かるような単純な状況でなくなった。化成肥料、農薬も否定的報道が目立つようになった。薬の害も広く知られるようになった。洗剤も大手メーカー製を避ける人が目立つようになった。殺虫剤を多用したらさらに強力な害虫が発生した。プラスチックごみの処理が社会問題化された。

化学製品は総じて安直な解決方法を提示する商品だ。効果は大きいけど副作用が必ずある。化学自体は否定しないがそれを扱う人類の洞察力が欠けていたのだ。いや、副作用があるというのがわかっていても、カネもうけ優先のためにメーカーは目をつぶっていたというのが真相ではないだろうか?

とにかく化学関連のメーカーは衰退するのは間違いのないトレンドだ。石油、化成肥料、農薬、洗剤、殺虫剤、製薬、みんなできれば使いたくない類のものになってしまった。
しかしメーカーは自堕落的な消費者の心をくすぐり、まさにドラッグを売りつけるようなやり方でこれからも商売を続けていくことを模索するだろう。また化学関連メーカーはメディアを駆使して洗脳を続けるだろう。それが一番強力なのは製薬メーカーだ。

しかし、これからは化学より物理学、工学で解決する世の中だ。燃料を使わずにエネルギーを発生させ、石油依存から脱却し、肥料は雑草を腐敗化させ、農薬は富栄養化した土壌にしなければ必要性が下がるし。最終手段は機械で吸い取るなりなんなりすればいい。製薬は予防医学である程度回避できるし、都市を分散化すれば感染症の危険性も低減する。既に実用化されてるが電磁波による治療法もある。温熱療法なんてのもそうだ。最終手段は遺伝子工学を使って、あえてバグを組み込まれた我々地球人類のDNAを修正することだ。それにより我々は今よりはるかに長寿になる。

先日見たTBSの報道特集で、石川県羽咋市がJAと共同で自然栽培を積極的に推進している事を報道していた。肥料や農薬を農家に売りつけている事で儲けているJAが全くそれを使わない農法を推進するとは信じられない事だ。これは個人的に興味がある。筆者がアパート住まいだったら即座に移住してもいいと思うほどだ。自然栽培によるコメは従来の農薬を使った農法によるコメの3倍の価格で売れるという。でも商売以前に安全な食品を確実に手に入れることができるのが大きな魅力だ。

しかしまだ収量は従来の農法に追いついてないし、実際の映像でもやはり雑草が目立っていて明らかに収量は落ちるのは明らかだった。でもそれでもこれも工学的手法で何とかなる。雑草を定期的に機械で取り除けばいいのだ。もっともその機械が現状でもものすごく高価なのが問題なのだが。
でも、いずれハードウェアも3Dプリンタなどの普及によりソフトウェアのようにだれでも自由に作れるようになっていくだろう。つまりこれからは一般国民のDIY化が進み、商売していく意味合いも徐々に低下していくだろう。




posted by danpei at 08:38| 政治経済