https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA04BUZ0U3A201C2000000/
(今年は昭和99年、サヨナラ古き良き日本 世界32位から逆襲)
抜粋
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2024年、日本は停滞から抜け出す好機にある。物価と賃金が上がれば、凝り固まった社会は動き出す。日本を世界第2位の経済大国に成長させた昭和のシステムは、99年目となると時代に合わなくなった。日本を「古き良き」から解き放ち、作り変える。経済の若返りに向け反転する。
「昭和」をやめ、若い力を引きだそう。
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あけましておめでとうございます。上の日経の記事は、有料記事なので何を言いたいのか知らないが、どうせ資本主義から逸脱した事は言ってはいないだろう。しかし、そろそろ日本はその資本主義から逸脱した経済を示していかなければならないと思っている。
日経自身は資本主義の中で解決しようと思っているのだろうが、日経以外のほとんどの大手メディアや日本政府も同じような感じだろう。
筆者は数十年前に日経BP社の「資本主義は日本から始まった」という確か東京都職員が書いた本を購入した。既に江戸末期に現在の低成長時代と同じことが起こっておりそれに苦しんでいた事を書いている。その当時でも、貨幣価値をあえて下げて経済を回そうとしたり、株式市場先物市場が既に爛熟しその詐欺事件まで起こっていた。
要するに、日本人は150年以上前から保留になっている資本主義の限界の解決策を示さないままでいるのだ。
日本はその真の解決策を示さないまま、明治維新からは白人連中の植民地主義に強制的に付き合わされることになり、それに乗っかった程度の低い日本人らが現在まで日本の枢要な地位を甘受してきた。
しかし、安倍晋三殺害から既得権益者の脱法でかつ不法なビジネスが表に出始めてきた。これはアメリカの凋落とも連動した動きだと思っている。つまり黒船来訪からの悪党連中による支配が揺らぎ始めてきたのだ。
多くの人は、かつての様に円高で強い輸出企業がたくさん出てくるのだろうと日経の記事で妄想しているのかもしれないが、これからの時代はそんなものはあってもなくてもどうでもよい時代にしなくてはならない。貨幣価値や貨幣などどうでもよい時代にしなくてはならない。本当の価値は貨幣ではなく、知識、英知、それを作り出す人間だ。原油も精製技術、輸送技術が無ければ単なる埋蔵物に過ぎず、今の文明は築けなかったのだ。
貨幣や貨幣制度なんてものは基本的に数百年前から何の進化もしていないものであり、今では常に進化し続ける知識や知恵そして人間の大きな足かせになっている。くだらないマネーゲームとそれに関連する活動が我々の人生のすべてだった。犯罪も窃盗、強盗、賄賂、脱税、.,etc…一般庶民だろうが上流階級の人間だろうカネの奴隷という点において完全に一致しており、地球は拝金教が唯一の宗教とさえ思えるほどだ。
こんな現状は早々におさらばしなくてはならない。
来年は日本経済浮沈40周年の節目の年であるというが、そんな周期もおしまいにしなくてはならない。経済という言葉を死語にしなくてはならない。
そのためには、このブログで何度も主張している完全自給自足をベースとした生活スタイルの追及しかない。そしてその枠内で生活できる程度の人口に留める。それこそが経済を死語にできる手段だ。できるだけ小さな枠内で全てが完結している状態、それを追及すべきなのだ。宇宙船内で長期間滞在するための各種技術、地球から大きく環境が違う惑星内で自活できる各種技術、そういうものが必要なのだ。いずれ、我々の子孫はこの地球を後にすることになるのだろうし。
惑星移住の時代になって、広大な宇宙で資本主義を押し通すような馬鹿者はいるだろうか?漫画の世界では、あたかも宇宙人同士で資本主義がまかり通っているように描いているものがあるが、実際はそんな非効率なものは普及するはずがないだろう。現在の地球でも破綻寸前のシステムなのだし。
だから、そんな時代遅れの資本主義からおさらばしなくてはならない。日本は資本主義無き世界をいち早く実現化して他国に範を示し、経済規模や人口が永久に膨張し続けなければすぐに破綻し、非効率で地球や人間を破壊し続ける資本主義から完全におさらばしなくてはならない。
2024年01月01日
良くも悪くも経済の最先端を行く日本は、今度こそ資本主義の後の経済を示していかなくてはいけない
posted by danpei at 14:18| 政治経済