https://mainichi.jp/articles/20240623/k00/00m/020/081000c
(「円の実力」は過去最低 64カ国・地域で最大の下落)
約半年後に訪れる来年2025年は、日本の浮沈40周年説からみて大底となる年だ。奇しくも昭和100年であり、新たなるスタートとなる年になる可能性が高い。最近の報道では日本の経済的地位低下を報じるものが多いが、筆者自身は全く悲観的に思っていない。しかし、従来の物質的価値観に固執している人間には、暗い人生のままだし来年以降も暗いままだろう。
これまでの日本の歴史を40年ごとに見てみると
1985プラザ合意 バブル経済へ
1945第二次世界大戦敗戦
1905日露戦争勝利
1865幕末明治改元2年前 第二次長州征伐 坂本龍馬 西郷隆盛らが活躍
1825 文政8年 異国船打払令 化政文化 幕末志士の誕生がこのあたり
まさに40年ごとに浮沈を繰り返している。
「浮」の年である1825,1905,1985年を見ると、1825,1985年は戦争に関係のない時代で文化芸能が隆盛した時代だ。1825年は葛飾北斎や歌川広重がいた時代であり、1985年は当時ニューミュージックと言われ現在では海外ではシティポップと言われている音楽が流行った時代。もちろんその音楽だけではなく、あらゆるジャンルの音楽がヒットした。だから2145年頃は文化芸能が栄える時代になる。
「沈」の年である1865,1945年は内乱と戦争の年であり、そして来年も何らかの戦いが起きる可能性がある。加えて1865,1945年同様、来年2025年も外国絡みになる。
しかし、現在2024年の日本は1865,1945年に比べれば極めて平和な年なのは言うまでもない。だから来年2025年が急激に悪化して酷い戦乱の時代になるのは日本に限って言えば考えられない。外国は当然別だが。
「沈」の年である1865,1945年は、言うまでもなく日本が外国、もっと端的に言えば白人国家に翻弄された年だ。その白人国家が今、自らの野望で崩壊の危機に立たされている。この白人国家による干渉は、異国船打払令からわかるように、「浮」の年である1825年にも既に始まっているし、1905年日露戦争勝利も結局それが原因だった。
その白人国家の隆盛が消滅していく時代になるのだ。これはざっと500年続く世界支配の終焉であり、明治維新以上の大変革時代になることを意味する。白人支配者のしもべに過ぎにない日本の現在の支配者階層は、多分これから総退場になる。
つまり、本当の維新はこれからということなのだろう。明治維新は白人国家がけしかけたクーデターにすぎなかった。
白人国家を支配している人たちの価値観が崩壊する。これは間違いない。日本円の実力が大幅に下がったと言う上記の記事は、白人支配者視点のものの見方であり、その白人国家は現在急激な物価高で、一般市民は日本人よりはるかに苦しめられている。
この、インフレが絶対的に善という思想はバカそのものだ。最近の白人国家の急激なインフレ、急激な金利アップというのは、要するに国家破産間際を意味している。上記記事の数値では表せない実質的な通貨価値が低いからそうなるのであり、一般市民が苦しんでいるのが何よりの証拠だろう。
各種インフラが完備され破壊されずに気持ちよくショッピングできる日本が、都市部が無法地帯となり修羅場と化したアメリカより劣っているなんてあり得ないし、それでもアメリカが最高と思っている識者は話にならない程愚かだ。単に貨幣価値が高ければ、インフラが破壊され人々の生活が苦しんでいても全く大丈夫のはずがないだろう。
つまり、もう貨幣価値という判断基準では経済の実情を表すことはできず、これは欧米の資本主義の限界、物質主義の限界を表しているのであり、2025年以降は人々が貨幣を徐々に軽視していく時代になっていくと思われる。白人国家内では、これから起きるであろう戦乱時には現物が貨幣よりはるかに重要になるだろうし。
既に、民間企業のポイントは貨幣のようなものになっており国家が発行する貨幣とライバル関係になっている。一方で従来の貨幣はキャッシュレス化され、企業のポイントと同格のようになっていくだろう。最終的には仮想通貨その他ごちゃごちゃしたものが絡んで各種貨幣や(それと似た働きをするポイント)の重要性は分散化され、消滅していくに違いない。安価な娯楽がテレビ一辺倒から各種動画サイトに分散化されたように…
加えて、従来の貨幣価値の重要性が低下していく事は、国家の存立理由も重大な疑義を生じていく。
それでも日本は来年が大底でスタートとなる年になるので、個人的には明るい兆しを感じている。既に従来の貨幣価値に関係なく日本の生活レベルは圧倒的に他国から抜きんでているのは明白だからだ。
2024年06月24日
来年2025年は日本の大きな分岐点で体制が大きく変わる年になる
posted by danpei at 15:54| 政治経済