2024年12月26日

今年は本当にテレビと新聞が実質的に終焉した年だった

今年は、既にかなり前から終わりと言われ、多くの人から見限られていた新聞とテレビが完全に終わった。やはり来年2025年の日本の大底に向けて現支配勢力の解体と終了がさらに加速していきそうだ。

政権与党の有力政治家でさえも無下にできないナベツネ(渡辺恒雄 読売新聞主筆)の死。これは1945年から続く体制の崩壊を決定づける出来事だ。読売グループ、日本テレビ放送網は、CIA放送網とも揶揄され米国が背後にいる巨大メディアだ。その中心的人物がいなくなる事は非常に大きな意味がある。こういう大物が無くなると、米国でもガラっと組織や政治の方向が変わる。
石油王ロックフェラーが亡くなったら米国は表立って電気自動車(EV)を推進するようになった。以前はカリフォルニア州だけ推進したがすぐにつぶされてしまったのだが。今では次期大統領就任予定のトランプがEV助成見直しを発表しているがこれは一時的流れだろう。
だから読売グループも来年から大きく変わる可能性がある。



「楽しくなければテレビじゃない」というキャッチフレーズのフジテレビが度重なる不祥事で、冗談抜きで停波の可能性が出ている。いくら監督官庁がフジテレビに甘い判断を下し、今後も何事もなく運営ができる態勢になっていたとしても、スポンサー離れとなれば、企業運営の資金を得る事が出来ず停波せざるを得なくなる。
 今回の醜聞は、中居正広と言う元アイドルグループの中心メンバーに対し、フジテレビの幹部が身内の女子アナウンサーに性上納した疑惑だ。これは一芸能人のスキャンダルだけにとどまらない。伝統的にそのような事をしていたと言う証言があるからだ。
 他にも今年のフジは身内の新人アナをいじった映像をあえて公開して不評を買ったり、今ではMLBのスーパースターになった大谷翔平の自宅を勝手に公開してセキュリティ上の不安を与え、早々にその自宅を売却させる羽目にさせたり、まさにおちゃらけた大学サークルのノリで長年運営していたからと思わせる問題が次々出た年だった。

フジテレビのこの体質は、1980年代のバブル時代の日本の体質そのものだ。正確には2025年日本の大底に関係しているが、日本の浮沈40年周期説でいうところの「浮」にあたる1985年のプラザ合意以降の日本だ。カネがじゃぶじゃぶにあり、酒池肉林の生活を多くの人が堪能しそれが良いと思っていた時代だ。日本が経済面で隆盛を極めていた時代だ。筆者もその頃はフジテレビの番組「俺たちひょうきん族」などで大いに楽しませてもらった。ドラゴンボールもフジテレビで放映され、既にその頃人気に陰りが出ていたプロ野球中継のある日と重なっても、放映中止にならずプロ野球中継の方を30分繰り下げて放映するほどの人気アニメだった。「ひょうきん族」やその頃から始まった「笑っていいとも」から続くお笑い至上主義は今の時代まで続いており、お笑い芸人のテレビに占める割合が高くなっていった。
そしてその反動がお笑い芸人「ダウンタウン」の松本人志の性加害報道になった。そして今、その松本の友人である中居正広が同じ問題で日本のインターネットを沸騰させている。中居正広の所属していたジャニーズ事務所は、社長のジャニー喜田川の男色により多数の所属タレントが性加害にあったことが発覚し社名を変更させられてしまった事務所だ。

「俺たちひょうきん族」の主要メンバーであった明石家さんまは、長年の喉の酷使により声が出にくくなって所属事務所の社長に引退を申し出たそうだ。翻意したそうだが、筆者自身も突然の引退になるのではないかと思うほどの酷い声の放送が今年あった。
「ドラゴンボール」は今年新たな新シリーズが始まったが、作者である鳥山明は今年亡くなってしまった。

やはり今年は1985年から続く日本の文化芸能が無くなっていき消滅する寸前の年だ。多分来年は完全に無くなってしまうのだろう。

また堕落した文化芸能だけではなく、メディアの本分である報道もきわめて劣化した状態を示した1年だった。

11月に行われた米国大統領選挙は、主流メディアは最後の最後までカマラハリスが優位と言いトランプは負けると言ってきた。トランプのネガティブ情報だけを流し、カマラハリスに関する否定的報道はほとんどしなかった。これは特に米国内で酷かったはずだ。
 少数の例外を除き、新型コロナワクチンの薬害についても、もう何年も前から情報統制をし、NHKでは捏造までしてこのワクチンの問題を隠蔽しようと加担した。メディアは来年、米国の保険担当大臣に就任予定のRFKJrをワクチンの陰謀論者とこきおろし、極めていかがわしい人間という印象を植え付けようと躍起だ。
これは報道機関の自殺と言ってよい状態だし、来年に向けて本当に自殺して消えされる報道機関が出てきてもおかしくはない。
2025年は旧体制が滅亡していく年であり、やはり新たなるスタートとなる年となる

しかし2025年は1985年と同じことになるのではと言っている人がいる。
https://bunshun.jp/articles/-/75931
(「アメリカ新財務長官は日本にこう言ってくる」ジョージ・ソロスを大儲けさせた“伝説のコンサル”が予測「商社、自動車メーカー、大手ゼネコンは…」)
一部抜粋
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私の知っているスコットなら、『円が安すぎる』『金融政策の正常化が遅すぎる』の2点を日本に対して言ってくるはず。そのロジックは80年代のプラザ合意と同じです」
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つまり、今は円安だが円高になる事を示唆している。
確かに来年再度米国大統領になるトランプは、ドル安論者であり円安は望んでいない。彼が指名した財務長官ならその基本的な思想が同じなのは当然のことだ。

しかし1985年と違って2025年は日本にとって大底の年だ。大底なら円安の方が国全体からすれば都合がよいが、円高ならまた今とは違った経済的困窮が生まれるかもしれない。つまりこれまでの歴史で理解できていた単純な経済循環で見る事の出来ない歴史が始まるのだと思っている。

結論から言えば、これまでの色々な経済原則さえも無くなってしまう世の中になってしまうと言う事だ。
まず、現在、米国自体が今後存続していくのか極めて疑わしい状況になっている。…となれば円ドルレートなどと言うものが無くなるか意味をなさなくなる可能性がある。
 平均株価も同様だ。何年もNYダウは一本調子でずっと上がり続けているが、米国の都市部は第三国のようなひどい治安悪化だ。実際は不況だからこそ平均株価を上げ続け、破産のきっかけを与えないのだと何年も前から筆者は考えるようになった。だから株価も当てにならない。破滅回避のために数値を上げているだけにすぎないのだから。
つまりこれは、明治時代から続いてきた体制の変更につながり、少なくとも明治維新と同程度以上の変革がある事を意味する。

米国の自爆的な国内政策、外国に対する干渉はこのブログやtwitterで何度も述べてきた。トランプが大統領になっても、この自爆的な動きは止められそうもないと筆者は思っている。米国が破滅するなら西欧も破滅をし、要するに西暦1500年代あたりから続く白人優位の時代の終焉につながる。

来年から今まで支配してきた勢力の終焉や破滅は日本国内だけにとどまらないだろう。
posted by danpei at 13:15| media