2025年08月26日

日本のアフリカ開発事業は従来型の「焼き畑農業」と同じ

アフリカホームタウン問題、外務省が全否定「特別ビザ検討すらない」「あくまで交流事業」
https://www.sankei.com/article/20250825-HJKSYRMQ7NEPTG2FUNHZNADUFA/

複数の海外メディアも注目している日本のアフリカ開発事業。政府官僚が一丸となり巨額投資を行いアフリカ諸国へインフラ投資し資源開発を目論む事業だ。既に米国中国が先行しているが、日本の場合、彼ら自身が「オファー型」という、アフリカのリクエストに応えながら共同事業を行うと言うスタンスで、収奪だけを求めてない穏当なアプローチを強調をしているが、目指している事は他国と基本的には同じだ。

前から言ってるが、今の経済システムはアジアとアフリカが開発されれば終わりだ。最後のフロンティアであろうアフリカは、その他の国に比べれば未開の地であり、より大きな経済的利益が見込まれる。つまり現地人の賃金は最低であり、各種規制もゆるく、資源調達のコストが極めて低廉になるので利益率が非常に高い。重要なエネルギーや鉱物資源を安価に調達でき、巨大な収益も見込まれるからアフリカに投資するのだ。

だからこの開発事業の結末は全面的に喜ばしい結果になる事は決してない。経済だけ潤えばいいと言う安直なやり方がうまくいかないのは中国だけ見ても明らかだ。
 今の中国はとてつもない不況で、度重なる自然の猛威で各地のインフラが破壊され、完治ができない疫病が蔓延している。中国自身や中国に投資する外国企業の利益至上主義で、中国は極めて生きるのが難しい国になってしまっている。その上、中国は思想統制まで強力に行っているのだから尚更だ。しかし欧米の白人支配層は中国が手本だと時々白状している。とてつもなく愚かな連中だ。

アフリカは欧米に搾取された酷い歴史があり今でも白人に翻弄されたままだ。以前読んだWebページには部族間対立は欧米が発端だと指摘していた。筆者ははっきり言ってアフリカには詳しくは無いが、搾取する事しか考えない邪悪な欧米人が、アフリカを今でもひどい状況にさせている第一の原因だとしても、現地のアフリカの人達に全く非が無いとは言えない。欧米人と同じ利己主義があるのに加えて危機意識や自立心が希薄に見えるのだ。

特に自立心の無さは日本のアフリカ開発事業の最大のネックになると思っている。どんなに指導しても無気力な人たちばかりで自発的に行わなければ全く意味をなさない。結局日本が面倒な事を全部やって、おいしい所を全部持っていかれて日本が撤退すると、また元のアフリカに戻る可能性が高いと思っている。別にこれはアフリカに関わらず多くの他国でも同じだろう。朝鮮半島の2か国がいい例だ。

純粋な無償奉仕だとしても、奉仕された側が無気力で勤勉でなければその奉仕は泡と消えてしまう。悪いたとえ話になるが、浮浪者に仕立てのいい服を着せて大金持ちの様に見せるバラエティ番組の企画が過去にあったが、その人はテレビ番組の収録が終るといつものようにその服を着てそのまま公園のベンチで寝始めた。

オファー型というのなら、資源第一でなく、アフリカの人達の要望を第一に汲み取り、それに対する責任も彼らに負わせるべきであり、資源をもらうから面倒な事は日本が全部やってあげるみたいなことをすべきではないだろう。実際はどうするのかは不明だが、過去の日本の歴史からすると、何から何までお膳立てしてあげたのに後で不満を言われて糾弾させられるのではと危惧している。

純粋な経済的観点から言えば国際協力など二の次でいいと思っている。日本にとって今の国際協力とは、ほとんどエネルギーや原材料の確保に関する事だろう。そんなことはせずに、自国内で技術開発して、安価なエネルギー源を作り出し、それからこれまでコストがかかってゴミ箱行きだった廃棄物から原材料を抽出すればよいのだ。石油と原子力しか頭にない人たちには全く理解できないのかもしれないが。
 それ以外でも海や空気から原材料を得る技術開発を行えば、地球を破壊する地下資源の採掘をしなくても済む。既に外国では空中から鉱物資源を回収するベンチャー企業ができたと言うのを見たことがある。日本も地下を掘る低文明なやり方をし続けるべきではない。

posted by danpei at 11:29| 政治経済