やっと悪徳業者が降参したか。光通信もこれで危ないとか。リーマンブラザーズからまるで悪党のネットワークが数珠繋ぎで破綻だな。
でもこれで中小企業の資金繰りをこれからどうするのかという根本的な問題がクローズアップされるんだろう。SFCGから融資された企業は無傷で済むわけ無いんだし、銀行はSFCGに頼るような企業にカネを貸すわけないし、連鎖倒産が続出する可能性が高い。この一報を聞いたのは8:00のNHK第一だったが、このニュースの前にメガバンクは環境に配慮する企業には融資の利率を減額するという報道があった。三井住友は0.3%減額するんだと。
..シケてるねえ。0.3%の利息ならわかるんだけど(笑)。
子供の時は今持っているお金だけでやりくりするんだと大人に教えられるが、大人になるとまず最初に借金を金融機関にお願いする。いったいこの世はどうなっているのか今更ながら思う。そして、自分の持っているカネ以上の額の借金をして博打をする投資銀行が羨望の眼差しで見られ、実質破綻した。そしてそれを買収したメガバンク(三菱UFJ)。アホとしか言いようがない。軽い気持ちでつきあったら妊娠して結婚を迫られたような話だ。昔NECがパッカードベルを買収したときの話を思い起こさせる。
やはり金融業者は合法非合法含めてできるだけ関わらない方が身のためだな。どう見たって金融業は斜陽産業なのだし、彼らはどうやって本物の価値、サービスを生み出す企業からカネを巻き上げようかとこれからも躍起になって仕掛けてくるだろう。
これからは融資を銀行から持ちかけてくるぐらいの企業じゃないとやっていけないのかもしれない。そのときに年率0.3%なら借りてもいいぐらい言ってやろう!そう、企業が銀行を足で使うのだ。彼らは実質的に托鉢の坊さんのように何度も企業に来て金を無心する乞食と変わらない。カネ自体が無価値になりつつある今、それが実感となる日が必ず訪れるだろう。
借金が経済を急速に発展させるという人は多いようだが、これからはそうもいかんだろう。トヨタの強さは、かつて銀行に辛酸をなめられて自分のキャッシュに重きを置いた経営にしたおかげであるように、結局は自分の手元にあるカネでやりくりしなければならなくなる。自分から種火をおこす気概が本物の価値を起こす原動力だ。