2010年06月10日

LZHファイルの事実上の死亡宣告か?

ベクターから以下のメールが届いた
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株式会社ベクターです。
平素より弊社サイトをご利用いただき、ありがとうございます。

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■LZH形式書庫ファイルの新規・差し替え・追加登録停止のご案内
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さて、すでにニュースサイトなどで報じられている通り、書庫のヘッダ処理
における脆弱性に対してベンダー等の対応が進まないことから、
作者・Micco氏から「UNLHA32.DLL等の開発停止意向」が表明され、あわせて
「特に企業・団体においてのLZH書庫利用はお勧めしません」との呼び掛けが
行われました。

この状況に対して弊社では、ベンダー等の対応が進むまでの当面の間、LZH形
式書庫ファイルの新規・差し替え・追加登録を停止することにいたしました。 ●登録停止は6月14日(月)から実施いたします。

 ●アーカイバなど、一部のファイルにつきましては、上記期日での
  登録停止の対象外とさせていただきます。
  詳しくは下記「登録停止の背景・詳細とご対応方法につきまして」
  をご覧ください。

 ●現在、弊社サイトで公開中のLZH形式書庫ファイルの(ZIP形式等)
  他形式への変更をお願いするものではありません。
  新規・差し替え・追加登録時の書庫形式としてLZH以外のものを
  お使いいただくようお願いするものです。

ライブラリ作者のみなさまにはお手数をおかけすることになりますが、何卒
ご理解・ご協力のほどお願い申し上げます。

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Micco氏のページを読むと、JVN、IPAという組織がLZHの脆弱性について注意勧告を行わないからUNLHA32.DLLの開発を行わないという。

よくわからない理由なのだが、各ベンダがLZHファイルを軽視しているからやる気が失せたと言うことなのだろう。

LZHファイルもそうだが、今ではファイルを圧縮する習慣さえもなくなりつつある。ネットワークが広帯域化し、2次記憶装置とバックアップメディアの容量が爆発的に増えた。動画ファイルの普及が原因で、比較的サイズが大きくなる動画ファイルや画像ファイルフォーマットがはじめからデータ圧縮されているから圧縮してもたいした効果がない。圧縮するメリットが少なくなり、圧縮または抽出する手間がクローズアップされてしまう。そして今回のセキュリティの問題が加わりますます煩わしいものになってしまっている。

せいぜい今の圧縮ファイルの存在意義はアプリケーションを配布する時ぐらいだ。しかし、高い圧縮率が利点となるような時代ではなくなってしまった。アーカイバも廃れていくのだろう。
posted by danpei at 17:28| software