2010年08月19日

経済大国とは貧富の差の激しい国

(ゴールドマンの予言通りに行かぬ中国の米国抜き−ペセック )

「もっと重要なのは世界2位の経済大国になったことが「意味しない」事の数々だ。」
その通りだね。ゴールドマンのエコノミストが2027年に中国は米国を抜いて第一の経済大国になる言っても、中国人の多くは「だからなんなんだ!」と言い返す人が多いに違いない。一向に暮らし向きが改善しないからだ。先進貧困国の筆頭であるアメリカ経済を追い越すことに何の意味があるのか? 相変わらず経済専門家や政府要人は経済成長しか頭にない。地球をぶっ壊し人の心をぶっ壊し、一部の人間だけが大もうけして、大多数の人間が貧困になる経済モデルが最高と思っている。こんな産業革命時と変わらない前時代的発想は捨て去るべきだ。
 何度も取り上げるが、イギリス産業革命時にインドの経済成長率は270年間マイナス成長だったという、三菱東京UFJのエコノミストの発表が今の経済モデルの根本的な限界を示している。
経済成長はほとんどの場合誰かを犠牲にしている。
posted by danpei at 08:10| 政治経済