2010年12月15日

日本人は比較的強欲に煽られないという訳か ほか

(日本のPCユーザーは新しい製品に飛びつかなくなった!?
〜マイクロソフトの焦りは、業界全体の焦りになるのか )


新しい機能を訴求しても日本人にはあまり効果がないというのは、日本人が外国の人に比べて無欲な証拠なのではないのか?筆者自身としては、作る側の視点からしても機能強化してもかえって使いづらく感じることが多くなり、やめてほしいと思うことが最近しばしばだ。 ずいぶん前からからMS-Officeは機能てんこ盛りで、ジャンボジェット機のコクピットをみているような多数のボタン、設定項目があり、余計なアニメーションがついている。(とはいってもOffice2000までの話だが。たぶん最新版も以前のユーザインターフェースとはかなり使い勝手の違うリボンインターフェースだから更にややこしくなっているだろう)

アーカイバのExplzhは、起動直後に「最新版が出ました」というダイアログがうざくて、どの設定を変えれば消すことができるのか探したが、あまりにも設定項目が多くて探すことができず、ついに作者にメールをして教えてもらったほどだ。

今のソフトはある機能を達成するために、ユーザに設定させる項目が多すぎる。車で例えるならマニュアル車ばかりでオートマ車が少ない。

その上にPCと周辺機器の設定が煩雑でうんざりさせられる。
昨日やっと新調したSSDにOSやらソフトをぶち込んで使えるようになった。今度はSSDに負担をかけないようにと%TEMP%フォルダにもRAMディスクを割り当てたが、やはり512MB程度では容量が少なかった。一時的に大量のファイルをはき出すソフトがあるのだ。

 それはあるOCRソフトなのだが、このOCRソフトというのがくせ者で、ほとんどのソフトががちゃんと変換してくれない。Adobe Acrobatの付属機能のOCRもろくに使えない。筆者は英語の大量の文献をOCRでテキスト化して翻訳ソフトで英訳しようとしているのだが、米国産のソフトなのに母国語の文章をまともに読み取ってくれず、文字化けとして漢字が出てくる。日本語に特化したOCR機能なのだろう。

唯一満足できるOCRソフトが、翻訳ソフト「こりゃ英和」に付属していた「Readiris Pro 9」だ。しかし筆者はこりゃ英和自体は良くない翻訳なので使っていない。このReadirisは50ページまでしかいっぺんに変換してくれない。このソフトのHPへ行き、最新版のコーポレートバージョンを見たら無制限なのだが値が張る。2万ぐらいなら買ってもいいのだが。

 だからスキャナで一気に100ページ程度スキャンした場合、作成されたPDF文書を半分にしなくてはならないが、そうやって作成されたPDFだとReadirisでは読めないと言ってくる。Acrobatの最新のPDFには対応してないのだろう。そこで下位バージョンで保存しようとしたらAcrobatはそういう項目がないのだ。仕方なく、下位互換性のあるファイルを選択できる、「ファイルサイズの削減」という項目でやるしかないのだが、これが時間がかかるのだ。だから、あらかじめ50ページ分ごとスキャンした方が早い。

しかし、うまく英文をテキスト化しても翻訳がうまくいくとは限らない。ページをまたいだ英文は、翻訳ソフト(ATLAS V14)はうまく翻訳できない。ページの先頭に章題や本のタイトルがあると、それも一つの文章として翻訳される。だから、ページの最後は必ずピリオドになるように編集しなければならない。これを100ページ以上やるのは目が疲れる。

要するにPCは時間削減のためのツールなのに、高機能であっても機能が完璧でないと、いろいろな調整に手間取って本当に時間削減に役立っているかどうかわからないのだ。詰めが甘いというのか、かゆいところに目が届かないというのか。
 だから誰が見ても圧倒的に優位な機能がないのなら、そういう地味なところの使いやすさや改良がカネになる元だと思うね、ソフトに限らず。
posted by danpei at 09:34| software