2011年11月21日

国債のCDSが有効に働くのなら、金融機関はどんだけ途方もないカネを持っているのだ?

(ギリシャ債務減免でソブリンCDSの役割に疑念)

「ドイツ銀行は今年密かに、イタリア国債に対するエクスポージャー(投融資残高)を減らすことにした。だが、単に国債を売って減らしたわけではない。部分的には信用デリバティブ(金融派生商品)契約でソブリン債務のデフォルト(債務不履行)に対するプロテクション(保護)を買うことでエクスポージャーを減らした。」

この冒頭の記述を見て思うのは、ギリシャ国債の倒産保険(CDS)をあがなえる金融機関とはどれだけカネを持っているのか?
実際に破綻したらちゃんと保険金をドイツに支払ってくれるのだろうか?記事によればギリシャはデフォルトの基準に意図的に当てはまらないようにしたというから、CDSを発行する金融機関は本当のところ国家がデフォルトしないままズルズルと停滞した方が良いと思っているのだろう。本当に国家がデフォルトしたら巨額の保険金を支払わなくてはならなくなり、自分たちの経営が傾いてCDSを発行した金融機関自ら倒産するという馬鹿な結果になる。

要は国債のCDSとは恐怖を煽る詐欺だと言うことだ。
posted by danpei at 09:55| 政治経済