2012年06月11日

OSベンダー主導のアプリケーションストアはサードパーティを根絶やしにする

(COMPUTEXで見えてきたWindows 8/RTの光と陰 )

WindowsRTタブレットはガラスケースに入って来場者はいじることが出来ないって、余程Microsoftは自信がないんだろう。
 それにしてもアプリケーションストア上で、アプリケーションの値段が千円以下でないと割高に見られてしまうのであれば、サードパーティを根絶やしにするのと同じだ。ソフト開発会社としては事実上やってられないだろう。

OSベンダーのソフトだけ存在するOSはOSベンダーそのものの成立をも危うくするだろう。アプリが大切だと力説しながら実質的にはサードパーティの商品を安く買いたたいているのであれば、個人が作ったおもちゃのようなアプリばかり氾濫するだけだ。

それで大きな売り上げを上げている強力なソフトが出来れば買収するか、同じ物を提供してしまう。ますますろくでもないアプリばかりだけが蔓延するだけだ。

昔のMicrosoftのOSは、いろいろ内部をいじってOSの無い機能を提供できたり、遊べる余地がたくさんあった。しかし、現在ではそれを大幅に制限してMicrosoftから見た行儀の良いアプリケーションしか認められなくなった。それにより雑草のようなアプリケーションは根絶され、Microsoftの思うような世界を構築してしまったのだが、その結果、農薬を大量使用して表面上綺麗になった田畑のような世界にしてしまった。

セキュリティのためと言えばそれまでだが、ソフトウェア産業というものが既に風前の灯火で、近い将来ほぼ絶滅するだろう。記事で取り上げられたジャストシステムも売り上げ不振で畑違いの業務用機器を手がけているキーエンスの傘下になっているのだし。

posted by danpei at 07:26| software