2012年08月24日

メディアは戦場で死亡のジャーナリストを褒めそやして、目的は別にあるんじゃないのか?

山本さんは反体制派が殺害=シリア副外相主張
(シリア内戦取材中で死亡した日本人女性ジャーナリストに関して)


Y!コメントには表層的なシリア政府側への嫌悪感を表明するコメントばかり。韓国と引っかけて批判している人がいるが、シリア情勢と幼い韓国人政治家の政治的企みと同列に扱う事には無理がある。
 シリア情勢は旧共産圏諸国と自由主義諸国との代理戦争の様相で、日本のニュースメディアは(彼ら自身は否定するだろうが)実質的なシリア反政府側だから、それに踊らされた日本人がY!のコメントに表層的な政府側批判を書いてしまうのだ。加えて、意図的に反政府側寄りのコメントを書いて世論誘導を企てている可能性だってあるだろう

それはともかく、いつも思うのだが、なぜ日本のメディアはいつも内戦で死亡したジャーナリストを神格化とは言わないまでも褒めそやすのだろう?筆者は地上波のTVをほとんど見ていないがWeb上でまたいつものようにやっているから、「またか..」と思ってしまうのである。

 無論、遺族の方とまではいかないまでも悔しくて苦々しい気分ではある。でもその感情をダシにして商売につなげているとしか思えない日本のメディアには嫌悪感を抱くのである。そして、この感情をまた別の方向に持っている可能性も拭いきれないから余計気分が悪いのである。

つまり、端的に言うと今回のジャーナリスト死亡報道はアメリカの武力行使への援護射撃のように思えるのだ。Y!のコメントも、アメリカの諜報組織(つまり国際犯罪集団であり、おもに国家転覆を生業とする悪党ども)などから依頼されて書き込まれたんじゃないのか?と疑いたくなるほどの一方的な見方のコメントばかりだ。

正直言って殺されたジャーナリストには悪いが、このような世界各国の欲望が絡んだ場所において、単に現地に行けば真実がつかめるというのはあまりにも単純でかつ安直すぎる。被害映像はすでに大量に出回っており危険な場所というのは誰でも理解できるはずだ。なのに丸腰で取材できるという考えはあまりにも甘すぎる。現地人を取材したいのであれば激戦地を避けてもできるはずだっただろう。難民が大量発生しているだろうし。

加えて、ジャーナリストらが反政府側と同行していたという点も筆者には疑念を抱かせる。基本的に反政府側は、どう弁解しようが犯罪集団なのは間違いないことなのだ。政府が気に入らないから、転覆させたいから武器を取った時点で犯罪者集団なのだ。シリア政府がどんなに悪だったとしても、この泥沼の内戦を作ったのは多分に反政府側なのだ。この戦闘は正当防衛でないのは明らかであり、政府側もそうだが反政府側の行為が正当化できるものでは決してない。
 だからそのような組織と同行することは彼らの犯罪行為に利用される可能性が高いと見るべきだったのだ。流れ弾だろうが何だろうが、政府側の手によってジャーナリストが負傷または死亡するなら、自分達反政府側に有利な国際的世論が形成されやすくなると、彼らが目論んでいたって不思議ではない。

これは所属していたジャーナリスト組織が稚拙としか言いようがない。

シリア内戦は小さなジャーナリスト組織ではとても扱えるようなものではない。今回は更に大手メディアにいいように利用されてしまったのだ。

シリア内戦は外国からシリア国内に武器を流入させない国際的な取り決めがまず必要だ。武器を提供している国は自分らの行為が恥ずべき行為だと認識すべきだ。戦地を拡大してしまう事を理解するべきだ。戦争商売人は自分とその家族が戦死するまで商売をし続けるのだろう。
posted by danpei at 09:15| media